日記も兼ねたブログにしようと思ってたのに、この夏のバカみたいな猛暑にやられ、次の記事を書くのに1週間かかってしまった。
原作漫画の「スキップとローファー」の良さは書いたので、次は今年の4月から6月にかけて放送されたアニメ「スキップとローファー」の話。
1話を見て、こんなにのんびりしたテンポなのか~と思ったけど、スキップとローファー自体の空気感ってこうだな、って思い直したのと、シンプルに話を知りすぎていたからのんびりに感じただけだった。もう何回読み返したのかわからんくらい読み返しているせい。
アニメ「スキップとローファー」を語る上で欠かせないのが、主題歌の「メロウ」。「シャルル」というめちゃめちゃ名曲を生み出したバルーンこと須田景凪さんが、このアニメのために描き下ろした楽曲(書きながらまたアニメ見てるんだけど、カラオケランキングの1位が「シャルロット/サルーン」なの今気づいて笑ってしまった)。
最初は意識して聞いてなくて、「青い温度の正体が恋だとしたら」というフレーズが良くない意味で引っかかったりしてた。みつみちゃんと志摩くんの気持ちって「恋」だけじゃ語れないものがあるじゃない…??という自分の中の厄介オタクが出てきた。
でもこれは私がただ浅はかだっただけ。
「メロウ」、良すぎます。
むしろ、「忙しい人のためのスキップとローファー」と言っても過言ではない(過言かもしれない)。この曲を聞くだけで、物語のいろんなシーンや言葉が頭の中で広がって涙が出てくる。スキローの「良!!!」と胸がギュッとなるシーンがこの曲に詰まりまくってる。
歌詞を見ながら聞くとすぐに、これは志摩くんの歌だとわかる。
志摩くんの内側をまだ知らないまま聞くと、みつみちゃんの歌にも聞こえる。物語を進むに連れて、あの文化祭の志摩くんのモノローグを聞くと、もう、「そう」としか聞こえない…し、実際に監督のインタビューを読むと、そう作られていたことがわかる。
眩しくて 眩しくて 僕は目を逸してしまう
似合う言葉ひとつだって何も言えない僕だ
👆志摩くんでしかないじゃん???
見てる側からすると、志摩くんもみつみちゃんに良い影響を与えていて、いろんな言葉をあげてるのにな…って思うけど、そういう自己評価しちゃうのがまさに志摩くん……って思ってしまった。
アニメ特有の感想というと、カラフルな画面、動くみつみちゃんたち、音楽、みつみちゃんたちの声と、いろいろあるけど、そのどれもかもが、原作をとっても大事にして作ってくれているんだなというのがわかる。
こちらのインタビューはとてもよかった…!
【記事更新】
— Febri編集部 (@WebFebri) 2023年7月27日
多くの大人たちの心を動かしたTVアニメ『スキップとローファー』。監督・出合小都美さんのインタビューを前後編でお届け。前編では本作との出会いや、個性豊かなキャラクターの魅力についてお話を聞きました。https://t.co/2hOgThwn8E#スキップとローファー#スキロー
アニメを見てると、漫画を読み返しているのとは違った角度でスキップとローファーの良さを反芻できるなあと思った。
基本的にいつも泣きそうになりながら読んでるんだけど、漫画とは違うシーンで泣かされれそうになったこともあった。2話の、志摩くんに探り入れてるミカちゃんが「もっと肩の力抜いてみたら」って言われるシーン、ミカちゃんを知ってると、より心が締め付けられて、ミカちゃん……大丈夫だから……!!!と思ってしまった。
声優さんの力も大きいんだろうな。
キャラクターに声が付くってすごいパワーだし、情報量が増える…!
セリフのニュアンスが自分が思ってたものと同じでも嬉しいし、違っても「ああ、ここはこういう解釈のセリフか…!」という新しい発見もあるし、最高です。
志摩くんを演じた江越彬紀さんのことは、申し訳ないことにこの作品で初めて知ったのだけれど、ナチュラルで優しい声色がどんどん志摩くん自体の解像度を上げてくれた。
もともと大好きだった作品だけど、アニメでより一層大好きになりました。
二期は原作の進み具合的にまだ難しいのかもしれないけど、また、アニメでみたいな…!絶対泣くと思うけど、ミカちゃんのバレンタインエピソード好きなのでめちゃくちゃアニメで見たい……!