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#Dありがとう

Dの無期限活動休止前 Last Tour 2023~2024「血界」Grand Final@豊洲PITにいってきました。

活動休止だからとか、解散するから、というきっかけでライブに足を運ぶことについて、個人的にちょっと思うことがあるので、今回も行かない、かなあ…とぼんやり思っていたんですが、いろいろと奇跡的にタイミングがあって、これは行くしかないだろうと覚悟を決めて行ってきました。

ライブの感想ももちろん書きたいんですけど、Dとの思い出をダラダラ書きたいので書きます。

ヴィジュアル系バンドのライブに行ったのはDが初めてでした。
Dを知ったきっかけがなんだったのかは忘れてしまったんですが、SHOXXに載ってたとか、そんな感じ…?
…いや、ちがう、Gab.だ!!!
Dが「闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア」リリースのタイミングで、Gab.の表紙になっていたのを見たのが最初。
まだSNSmixi以外普及しておらず、Youtubeもほとんど日本では使われていなかった頃。
オフィシャルサイトに「The name of the ROSE」の試聴音源が出ていて、その中の「Sleeper」に惹かれてアルバムを買いました。
「闇薔薇*1」は最初あまりにもインパクトがすごすぎて理解できなかった。なに…???って思ってた。
アルバムに入ってた「Sleeper」のPV(敢えてこう書く)、スーツで4人が演奏しているシンプルな感じが「闇薔薇」のイメージとはまた違った印象になり、こういう楽曲もあるんだ…!とどんどん好きになっていきました。

今もですが新規ハイ起こすと周りも巻き込んで永延とそのことばかりになるので、同じクラスの友達に半ば無理やりアルバムを渡し、聞いてもらったりしていました。

「The name of the ROSE」のリリース後、AXでTsunehitoさんが加入。
私はまだその当時ヴィジュアル系バンドのあれやこれが全くわかってなかったんですが、ちょっとざわざわしてたのは覚えています*2
バンギャの世界をよく知らないまま、翌年の3rd ANNIVERSARYワンマンツアーの大阪BIG CATに行きました。
一人でヴィジュアル系&ライブハウスは無理や…!と、友達に無理やり着いてきてもらって…。
初めてのライブハウスだったけど、それ以上に初めてのヴィジュアル系バンドのライブはめちゃくちゃカルチャーショックだった。
映像で見たことあったヘドバンのインパクトのすごさ、
当時、賛否両論あった咲き(咲き声も)、
個性が強すぎてなんでそうなった?と思ったデスボイスのメンバーコール、
動き全般の意味が分からなかった逆ダイ。
いや~、「なにこれ?????おもしれ~~~!!!!!!!!!!」だった。
最初は怖かったけど、なんかこの独特な文化がおもしれ~!と思って、そこからヴィジュアル系バンドをどんどん聞くようになったし、ライブにも行くようになった。

後に解散まで追いかけて、さらには次のバンドまで追うことになるヴィドールもDがきっかけでよく聞くようになりました。
当時はSNSない代わりに、ファンサイトやブログ文化があって、そういったところで複数のバンドを推してる人も多かったし、掛け持ちして好きな人が多いバンドは、対バンも多かったので必然的に見る機会も多かった、というのもある。
私がD好きになってからは対バン少なくなってたし、行った記憶も薄いといえば薄いんだけど…。対バンきっかけでいろんなバンド好きになったのはどっちかというとヴィドールの影響か…Dとは直接関係ないのでこの辺で終わります。

インストアイベントという文化を知って、初めて行ったのもDでした。
Youtubeや配信がない時代って、バンドマンが話してるところを見れる機会もライブ以外だと少なかったので、こういうイベントにすごく憧れがあったなあ。
今では絶滅してそうだけど、CDの購入特典でコメントCDとかコメントDVDって多かったよね。
初めてDがツアーで金沢を入れてくれて、インストもしてくれたとき。
あのときサインしてもらったTafel Anatomieのアルバムは今も大切な宝物です。

自分がバンギャとしてフットワークの軽さを得られたのは間違いなくDに出会ったからで、この出会いがなかったら自分の人生は大きく変わっていたと思います。
自分がどう生きていけばいいかわからなかったとき、Follow meツアーのファイナル・赤坂BLITZで演奏された「Ultimate lover」にとてつもなく救われました。

私は、2006年に出会って、徐々に活動を追うことが減り、最後にライブを見たのが10年前の47都道府県ツアーという、非情なやつです。
今更ファンだった、なんていうこともできないレベルなんですけど、出会ったことでの恩恵が大きすぎて、感謝してもしきれないな、と思っています。
追わなくなった理由はいろいろあるんですけど、Dの音楽やDのメンバーが嫌いになったとかでは一切ないです。
むしろ、そこが嫌になったわけじゃないのに、楽しく追えなくなったのは当時すごく悔しかったし、悲しかった…。
でもほら、いろいろ…あるじゃないですか…通ってると……。

ライブ行くにあったって、最新アルバム「血界」を購入しました。
ヴァンパイアストーリーについては、非情なやつなので本当最初の新規ハイ起こしてたころに把握してた情報くらいしか覚えていなくて、本当に申し訳ないのですが、楽曲や衣装に至るまで、一貫してこだわりのあるコンセプトは本当にかっこよかったです。

最後のライブだけど、この10年のことはあまりわからないし、俯瞰して見る感じになるのかな…って思っていたんですけど、1曲目の「Schwarzschild」でぐっと自分の中の時間が巻き戻った気がしました。
「太陽を葬る日」、「Vampaire Missa」は、ライブでも音源でもめちゃくちゃ聞いた曲。
あ~、Dだなあ…ってじんわりと心が昔を思い出して、来てよかったな、って思いました。

全体的なフリなどあんまり変わってないので、音源でしか知らない曲、ほぼ知らない曲といろいろあったものの、バンギャ長い人なら誰もできる「知ってるふり」が最大限発揮されました。
最近の拳のやり方って、手首を曲げてその手首を押し出す?みたいなスタイルが多いっぽいから、そういうスタイルが見える曲はわりと最近の曲なのかな…??って思ったりしてた。場所的にお客さんもよく見えたので…。

ファイナル公演で販売されたペンライトのタイミングが全然わからなかったので、周りを見つつだったんだけど、鳥の囀り?みたいなSEが前触れっぽくて、「今つけるんだ…思ってたより早いな…」って思ったら違った。Face始まった。

あとのアンコールでASAGIさんが、

ASAGI「Faceのときにさ…」

会場:笑

ASAGI「ロザリーペンライトみんなつけてて…ちょっと(SEが)似てるよね笑。それでFace始まって消してくれて…それを見て、あぁなんてかわいいんだろうって思ったよ」

って話してたんだけど、笑いながらも、心底愛おしそうな声色で話してたASAGIさんが印象的だった。

アンコールのMCはメンバーさん一人ずつのMCもあって、わりと毅然とした感じでみんな話してたのだけど、最初のASAGIさんがこらえきれなくて泣いちゃったときは私も涙が出てきてしまった。
そのあと、このライブが終わったあとは、一人でDという船を磨いたりして…なんて話をぽつりぽつりしてたのが、すごくさみしそうで。笑って話してたけど、ずっとずっと大事にしてたものを、覚悟を決めて手放すような、そんな感じがして。
今それを思い出し、書きながら泣いています(?)。
なんかもう本当に、切なくて……。
叶うならずっとDを続けていきたかったであろうことが、それだけで伝わってきて。
でも、願うだけじゃどうにもできない現実があって。

アンコールでNight ship-D-が始まったとき、なんとなく、結成してすぐくらいからよくやっていた曲をこのままやるんだろうな、って思った。
闇薔薇、7th ROSE、Alice、闇の国のアリス、真昼の声、Lost breath、EDEN。
びっくりするくらい体が自然と動いて、高校生の、Dを見つけて、好きだなって思った自分を思い出した。

最後は絶対EDENなんだろうな、とアンコール始まってから確信めいたものがあって、
多分あの会場にいた人はみんなそう思ってたと思う。
前回ライブへ行ったときは聞いてないEDEN。
もう何年ぶりに聞いたかもわからないけど、ファンが歌う歌詞として出来上がりすぎてて、めちゃくちゃ泣いてしまった。

ただ僕を包んで 暖かな光と その声と その愛で
もう何も迷わない このすべて捧げよう
いつまでも いつまでも とめどなく…

いや、泣くじゃん…これは…?
こちらの祈りでもあるし、あちらの祈りでもあるじゃん…?(曖昧表現)

私がDのライブ行き始めた頃は、ラストがほぼ確実にEDENだったと思う。
ただそこからしばらくして、EDENを最後にやらなくなった…し、そういう説明がASAGIさんからもあったような記憶がある。
それからは頻繁に遭遇できなくなり、ラストを飾れるような曲も増えたからかな~って思ってたけど、特別だったんだろうな。
よく聞いてた時期は「特別だ」と文字では理解できてたけど、真意までは全然わかってなかった。
わかるのが最後のライブなんて、薄情なやつですね…。


急に違う話になりますが、
私は元々DだとASAGIさんのファンで、好きになって始めの頃はセンター付近でライブを見ることが多かった人間です。
そして友達がHIDE-ZOUさんのファンだったこともあり、下手で見ることも増え、元々かわいいなって思ってたTsunehitoさんもよく見るようになりました。
そのうち誰のファン?って聞かれたら「ん~…?」って感じのやつだったんですけど、
久しぶりのライブで思ったのは、やっぱりTsunehitoさんかっこいいな~って。

多分昔はTsunehitoさんの何が好きかって言語化できてなくて、女形の格好がかわいいとか、衣装が好きとか、そういうことばっか言ってたんだけど、Tsunehitoさんの衣装や髪型はたしかにかわいくて、ベース弾きながらくるんと回ってスカート?っぽい部分がふわってするのとか、めちゃくちゃかわいい。
でも、ツインテールの三つ編みを振り乱してヘドバンしながらベース弾く姿とか、ベースそのものの音とか、マイクに向かって叫ぶ声とか、め~~~~~~~~~~~~~っちゃかっこいいんです。
かっこいいTsunehitoさんが好きだったんだ、ってやっと気づきました。

終演後、いろいろあった(ここでは割愛します)チェキ撮影会にて、これは絶対にTsunehitoさんに直接伝えたい、と思って、がんばりました。
本当に本当に、かっこよかった…。
やだな~最後の最後にこんな好きになることある???ってなるけど、そういうもんだよ。


活休とか、解散とか、最後のライブってそうなんだよ。
絶対にもっと好きになる。だからあんまり行きたくない。
終わったあと、なんで今まで…って絶対に後悔するから…。

でも後悔してもいいと思えるくらい、最高なライブを見れました。

Dありがとう。
私はDに出会っていなければ、バンギャになってなかったと思うし、
バンギャじゃなかったら、今みたいに生きていけなかったと思います。

そして、この日のライブに行こう!と言ってくれた友達。
一番最初、私が半ば強引に誘ったDのライブについてきてくれてありがとう。
掲示板で出会ってからずっと仲良くしてくれてる友達。
子育てで忙しい中、来てくれてありがとう。
3人で遠征するのは学生のとき以来だったかもしれない。久しぶりに会ったから話も止まらなくてめちゃくちゃ楽しかった。3人でライブが見れて本当によかった。

本当に本当にありがとう。

 

EN1
Night ship-D-
闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア
7th Rose

EN2
Alice
闇の国のアリス
真昼の声

EN3
Lost breath
EDEN

EDEN

EDEN

  • D
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

*1:「闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア」の略称

*2:Tsunehitoさんが当時所属していたSCISSORが解散、その数日後にDに加入したことについていろいろ

少年社中「テンペスト」見てきた

2024年、最初の遠征と現場は舞台現場になりました。

 


少年社中の舞台は、「贋作好色一代男」と「三人どころじゃない吉三」、「ロミオとジュリエット」を円盤で見たことがあって、どれも話や演出が好きだし、一回生で見てみたいな~…鈴木さん(拡樹の方)が出るなら…って常々思っていたんです。
待ちに待った機会だったので、他の現場かぶるな!と祈ってチケット取って、無事に被らずに見に行けました。

 

シェイクスピアの「テンペスト」が原作になっているということで、知っておいたほうがいいのかな?って思ったものの、少年社中の他の作品で原作があるものも、その作品は知らなくても面白かったし、公式からも知らなくてOKという触れ込みがあったので、何も知らないまま見に行きました。

暗転して始まるのではなく、客電の明度が若干落ちたくらいでステージに萩谷さん演じるゲキが出てきて舞台上に座り、その後「劇団 虎煌遊戯」の前説が始まって物語がスタート。
劇場や客席も演出の一つとなって進んでいくスタイルは、映像じゃなくて生で観劇しているライブ感をより一層高めてくれる感じがした。
最近あんまり観劇に行けていないせいか、こういった参加してる感じのスタイルが、「あぁ生で見に来てるんだな」って実感して嬉しくなった。
前説の途中でギンの怒号が飛び、ステージ上、そしてステージ裏のシーンを行き来するスタイルでお話は進んでいく。

 

虎煌遊戯が上演している「テンペスト」が、ギンの復讐や、劇団が直面している問題とリンクしていき、劇中劇の芝居としてのセリフだけじゃなく、登場人物たちの言葉として紡がれていく。
エンタメを取り扱っている作品ではよくある展開というか、演出だけど、こういう「作品」と登場人物たちの心情やセリフがリンクするのが個人的にめちゃくちゃ好きで、
そういう作品なんだなって気づいて「あ~すごいこのお話好きかも・・・!!!」と思いました。
昭和元禄落語心中で、田舎の旅館で助六が「芝浜」を演じたシーンがすごく好きなんですけど、私ってこういう演出のお話が好きだったんだな、って今更気づいた。
音楽を扱ってる作品で、物語のキャラクターたちの心情が作った音楽になって発表されるシーンとか。ああいうのもめっちゃ好き。

多分、自分がバンドを推してるにあたり、その人たちの物語の延長上に曲がある、みたいな、そういうバンドが好きだからかもしれない。
曲が作られるにあたって物語なんて必要ないと思う人だっているし、そういう音楽だってもちろん好きなんだけど、自分のハマりやすい条件としてそういうのがあるみたいです。
演劇や漫画やアニメや映画など、物語の中の劇中劇や音楽などでそういうのやられると、一気に登場人物の「人間」を感じて勝手にエモくなっちゃう。

さらにこの少年社中の「テンペスト」は、「演劇」ってどういうものか、みたいな大きなテーマもあって、演じている役者さん自身も、セリフが自分の気持ちとリンクしたりすることもあったんじゃないかなあと思いました。
そういうニュアンスのセリフが劇中にあったんですけど、台本を買っていないので正確にはわかりませんすみません夢かも。
二重にも三重にも物語と人の気持ちがリンクしている作品だな、と思ったのでした。

 

鈴木さん(拡樹の方)が目当てで見に行ったといえばそうなんですが、お話が好きだな~!!!っていう感想で帰ってきました。
鈴木さん演じる「ラン」のいろんなお芝居が見れたのはとても嬉しかったです。
(ラン、ラン演じるエアリアル、ゲキが乗り移った状態のラン、ゲキが乗り移ったランが演じているエアリアル
初見のとき、ラン演じるエアリアルにかなり既視感があって、ジー◯ーすぎないか…?と思っていたら、実際意識してるっぽい…?日替わりでいじられてたからおそらくそうなんでしょう。
衣装が儚げで、わりと妖精らしい妖精だったから、あんな愉快なタイプの妖精だと思わんかった。
舞台上にたくさん人がいるシーンが多かったので、人が話している後ろでどういった表情をしているのか、等を観察するのが好きな身としてはそれも楽しかったです。

鈴木さん(拡樹の方)以外の方は、生で見るの初めての方ばかりで、でも名前は知ってる人が多いから「これが、あの…!」っていう感じで見てました。

本田礼生さんは一期一振しか見たことなかったんですが、ヒナタが面白可愛くてめちゃくちゃ好きでした。後輩というより、カグラとシュンの強火オタク、みたいなキャラクターも良かったです。
二人が去ったあと「…かっけぇっ!!!」って壁に崩れ落ちるシーンが一番好きでした。間が最高。
シリアスなシーンが続いてもヒナタが笑いを持ってきてくれて安心する感じもありました。エビフライになってくれてありがとう🍤
あとダンスうっっっっま。ってなりました。
ダンスがうめえひとはダンスがうまいんですね。

鈴木勝吾さんは詳しくは存じていなかったのですが、歌が上手、ということだけなぜか知ってて、劇中でほんのわずかに歌うシーンがありましたが超上手かったです。
あ~歌が上手い人の歌~~~~~最高~~~~もっと歌ってほしい~~~~って思いました。1シーンしか歌わなかったけど…。
序盤はカグラに対して諦念みたいなものがあるキャラだなって思ってたんですけど、終盤になるに連れて、熱い想いが溢れる男になっていきましたね。
舞台の公式ビジュアルではお顔見えてるんですが、劇中はずっとKISSみたいな白塗りメイクだったので、終わってパンフみて「あ、すごいかっこいい人…」と思いました。

矢崎広さん、私の中では戦国鍋に出てた人であり、贋作好色一代男の人というイメージです。
めちゃくちゃ自然に、そこにその人(カグラ)がいるようなお芝居をする人だなと思いました。
序盤の印象は、「俺がなんとかするから…」という控えめな声色で語る姿に、苦労人ポジションなのかな、って思ったりもしたんですが、シュンの想いが届いていなかったり、周りに頼らない、任せられない、というエゴが見えてきて、カグラはもうひとりのギンであり、だからこそプロスペローなんですよね…。

ゲキ役の萩谷慧悟さん、若くしてダンスも上手く芝居も上手く、そしてイケメン…すごいな…何者…??ってなり終演後にググりました。把握しました。
これでドラムも叩けるんですか…?天才じゃん……。

日替わりは2回とも安西慎太郎さんでした。
本当は納谷健さんが出演する回もあったんですが、体調不良で急遽安西さんが代理で出演されました。
26日の回は、帰ろうとするも引き止められて、好きな役者を聞かれ、矢崎広と答え、矢崎氏を褒めちぎっていました。どんな役者なんだ?という流れから、なだぎさんに「柱が燃えている」って言われてた。
27日のマチネは、全員並べ!と横一列にならび、14人でたけのこニョッキをする回でした。
できるまで終わらない!!!と安西さん演じる左近が言い出したので、成功させるべく大人たちが周りの様子見ながらたけのこニョッキするのかわいいなって思いました。
3回目?か4回目くらいで無事に成功してました。
1回目は最初に左近が「1ニョッキ」って言ったのに、直後にランが「1ニョッキ!!!」って言って全員が「え??????」ってなってのたが面白かったです。左近の話(声)聞いて。
あと本田さんと鈴木さん(勝吾の方)がかぶっちゃって崩れ落ちてたのかわいかったです。本気のたけのこニョッキするじゃん。

左近の遺書のシーン、すごくいいシーンだったのに喉が急に痒くなって咳き込みそうになり、咳よ出るな~~~って念じていたせいか集中しきれずまじで最悪でした。自分の喉が憎い(最悪な感想)。


配信されてた、松田凌さんの回もめちゃくちゃ見たかったんですが、初見は劇場で見たいしな…と思い、見ませんでした。見たかった………。せめて…もうあと1週間アーカイブがあれば…買ってた………。

 

お話大好きだったので円盤は予約しました。
三人どころじゃない吉三の2023年版も買うか悩んでます。
見に行けなけなかったんですが、これもお話が好きすぎる…。

多聞くん、今どっち!?が最高って話

少女漫画×アイドル…。
推しとのバレちゃいけない禁断の恋愛…!?みたいな感じかと思いきや、ラブコメの割合が1:9という、かなり私好みの作品というのが1話でわかり、すぐ既刊全部購入して大好きになりました。

 

お話のあらすじは、アイドルグループ・F/ACEが大好きな高校生・木下うたげは、推しである福原多聞に貢ぐために日々バイト漬け。
得意の家事能力を活かしたハウスキーパーのアルバイトで、急遽代理をお願いされて伺った家は推し・福原多聞の家だった!?
家主が多聞であることに気づいたうたげだったが、彼がTVやコンサートで見ていた本人なのか信じられないくらい、様子がおかしくて…?
という話。


1話はX(Twitter)でも読めます。status/1494975509939503111?s=20

https://x.com/snow361/status/1494975509939503111?s=20

 

 

1~2巻あたりに出てくるメインの登場人物はこの3人。


・木下うたげ:主人公。F/ACE(フェイス)のオタク。福原多聞担当。多聞教など、推しを宗教化するタイプのオタク。家事全般が得意。
・福原多聞:人気急上昇のアイドルグループ・F/ACEのセンター。セクシー&ワイルド担当。高校生とは思えない色気と自信に溢れたキャラだが、実は…。
・坂下桜利:F/ACEのメンバー。最年少で透明感のある美少年。両親が芸能人の二世タレント。上品な王子様キャラだが、実は…。

主人公・うたげの応援するアイドルグループ、F/ACEのメンバーは、何かしらの二面性がある、といのが、桜利の登場で明らかになります。
少しずつ他のメンバーの裏の顔がわかっていくんですが、そういうギャップでいくんだ!?!?!?というキャラ設定がめちゃくちゃ面白いです。
7巻では最後の一人、甲斐倫太郎(無口でクール)の裏の顔が明らかになりますが、いろいろ想像してたけど、想像の斜め上をいってた。そっちか!!!!!!w

ブコメなので、少女漫画的な王道ラブ展開になることももちろんあるんですが、逆に「なんて????」ってなる展開もあって、大変楽しいです。


<ここからネタバレ含みます>

推し(イケメン)の裏の顔が実は…。という展開は、割りとよくある展開ですし、そのベタさが好きなのはもちろんなんですけど、二面性の出し方が天才的に面白いです。
実は陰キャで…という言葉で書いたらありきたりに見える話ですが、多聞くんは陰のオーラが深すぎる。
だいぶやばい方向に拗らせている予感はするものの、うたげちゃん(主人公)の反応やツッコミでうまいことギャグになってるのが良いですね。
イケ原(多聞の表の顔)のスイッチが入ると、至近距離でアイドルパワーを受けて爆発するうたげが定番ですが、
7巻ではイケ原くんにも「うたげはそろそろ慣れてくれ」って言われてるのが面白すぎました。
多聞くんは、だんだんイケ原くんとジメ原くんの境界線曖昧になってきてない?

個人的に好きなシーンは3巻でジメ原さんが「木下さんがおれ以外の人類に興味持ちませんように」って願ってたところです。
ヤンデレ…!?!?????ってなって一気にテンションあがった。
ちょいちょい危ない要素出てくるけど、うたげがギャグにしてくれてる感じ。

ブコメのラブ要素1割くらいしかないですが、6巻の後半からだんだん出てきましたね。
多聞くんがあまりにも拗らせててどういう気持ちでいるのかいまいちわからないですが(依存はしてると思うけど恋愛感情なのか謎)、
うたげは7巻で完全に自覚しています。イケ原はもちろん、ジメ原にも「アァァァァァア~~~~~😇😭🙏💘」ってなってるのがいいですね。
かわいいよねジメ原…読んでるオタクの叫びも兼ねてる。


書店特典でアクスタがついたりしてましたが、気づくのが遅かったので再販…希望…。
気づいたときには多聞くんのアクスタがとっくに終わってた……。
特典じゃないグッズ化、もっとしてくれ~~~~。

 

スキップとローファー9巻を読んで叫びたくなった(感想)

スキップとローファー最新刊が待ち遠しくて0時を待って電子書籍で買った。
本は届くの待ってる。

もう、さ…。
良すぎる…。

少し前に「山田が一番はやく恋人できそう」みたいなこと言われてたけど
実際に…そうなったな……。
(みつみちゃんと志摩くんのやつをカウントするのかが微妙なんだけど)


読んですぐに感想を書こうと意気込んでいたのに、ここまで書いて忙殺されて止まってた。


好きなシーンが多すぎる。

まず、みつみちゃんが「今」みんなで海へ行きたいって強く思う経緯。
初めてのバイト、解散が決まっている知らないアーティストのライブスタッフ。
涙を流して会場をあとにするファンの人を見て何かを思うみつみちゃん。
特にモノローグもなく、ただその情景とみつみちゃんの表情だけが描かれてて、それでもなんとなく伝わってくる。
この「今しかない」の感じ方が解散ライブっていうのも個人的にめちゃくちゃ胸に来てしまった。
自分の好きだったバンドが解散したときも、
少し知ってるバンドがもうすぐ解散するんだってMCで言ってたのを聞いたときも、
なんとも表現し難い感情が湧いたことをずっと覚えてる。
そういう経験も思い出したから余計に、みつみちゃんが「今しかない」と思って動いたことがすごいなって思った。
楽しい時間は本当に一瞬なんだな、って人生で何回も思ったけど、それを後悔しないように大事にしようって行動に移せたこと、あんまない気がする。結局失って気づくんだよなあ。愚か…。

真春のお財布の話。
この真春がみつみちゃんにきつく当たっちゃうの、どっちの気持ちもわかってしまってつらい。
みつみちゃんの今いる環境が眩しくて、羨むよりもきつく当たってしまう真春の気持ちも、
真春がそうするしかできないでいることをわかって、受け入れるしかできないみつみちゃんの気持ちも…。
みつみちゃんの、「仕方ないけどつらいな」って表情がさ、しんどいね……。
真春も、ぐっとこらえて引いたみつみちゃんに対して、なんで怒んないんだって更にしんどくなったんだろうな…。

そこからのふみちゃんの話。
めちゃくちゃに泣いた。
ふみちゃん………大人すぎないか………?
この人間関係の距離を割り切れずにこじらせる人間は結構多いと思う。
「それでいいんやと思う」っていうさ、もうこの一言がめちゃくちゃ切なくて何回読んでも泣いてしまう。
絶対寂しいじゃん…。
大学生くらいになったら進路分かれるかもってなんとなくふみちゃんは思ってて、それが高校生で…。
自分の知らない幼馴染になっていくわけじゃん。
でもみつみちゃんを思って(信じて)そういう結論に至ったふみちゃんが…本当にすごい……。

自分にこじらせるくらい大切な人がいたような書き方ですが、特にいません。
まるでいたように思って泣けてしまうからスキローはすごいね。

で!!!!!!!!

志摩くんとふみちゃんの邂逅…!!!!!!!!!!!!!
ずっと見たかったやつ!!!!!!!!!!!!!!!!!
想像以上にふみちゃんが「気づき」を与えてくれて最高なシーンだった…。
え、本当、どうなるの志摩くん……。

向井くんの解説もありがたかったし、
ここで志摩くんの「人としての好き」について聞けたのもよかった。
マジョリティなのは向井くんの説明しているパターンだと思うけど、志摩くんの言ってることもわからんくはない。
人間の感情って難しいね…。

志摩くんさ~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!
ってなったとこで終わったね。
みつみちゃんがもう結構前を向いていることに若干の不安を感じるけど、きっと、なんかこう、みんな幸せになってくれたらオッケーなので……。

ミカちゃんが違和感をどこかで指摘するのかがめちゃくちゃ気になってる。
なぜなら私がミカちゃんをすごく好きなので…。
スキローを薦める岩井さん(ハライチ)がミカちゃんの説明をしているのを聞いただけで泣きそうになった。どういう涙腺?
ミカちゃんはみんなの心にいるんだよ………(?)。


10巻が待ち遠しすぎる………。

 

大型夏フェスって楽しいな~!!!っていう日記

初めて大型夏フェス行ったまとめ日記を自分で残しておきたくて書いたのに、私生活が仕事含め忙しすぎて8月後半~9月にかけて人間をやめていたために更新できなかった…。

今更感あるけど、自分で読み返したいのでここに残しておきます。

 

パークステージ

PARK STAGE

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023へ行ってきた。
あんなに大きい都市型フェス(+夏)が初めてだったので、備忘録でも残しておこうかなと思います。
参加したのはDay3、Day4の8月11日、8月12日の2日間です。


<準備編>

まずは夏フェスの準備。
この夏のありえん猛暑で、何もしてない休みの日に室内で脱水症状みたいなもんになってしまったので、暑さ対策に全力を注いだ。
ありがたいことにSNSでフェスの暑さ対策におすすめグッズがたくさん流れてきたので、その中から

  • ビオレ 冷タオル
  • 保冷ペットボトルホルダー

を準備。
どっちもめちゃくちゃ役に立った。
保冷ペットボトルホルダー、ワークマンで1000円ほどだったのですが、冷蔵庫でキンキンにしておけば数時間はちゃんと冷たいです。
フェス会場で買う飲み物はちょいぬるめだけど、ホルダー入れてないよりは遥かに冷たさあったと思う(主観)。

他に現地で役に立ったものは、

  • 汗拭きシート(極寒になるやつ)
  • 帽子(ツバつき、紐つき、ポリエステル100%、メッシュ構造)
  • ハンディファン(あんまり使ってないの持っていったら1時間ちょっとで充電切れてしんだ)
  • UVカットインナー
  • 財布の代わりのビニールポーチ(セリアで売ってたやつ)
  • 塩分タブレット
  • ウエットティッシュ

こんな感じ。
飲み物はペットボトルホルダーに入る1本だけ、基本的に現地で買いました。300円…か……って思ったけど誰かがMCで値段に言及してくれてて、代弁者じゃん、って思った。

 

<遠征編>

宿泊は、船橋駅が最寄りのホテルに。
蘇我船橋間は直通に乗れば20分ほど。
千葉駅より帰ってくる人少ないので、遠征のときはおすすめかも。

ホテルから会場をどう移動しようか悩んだけど、
シャトルバスは帰りが結構時間かかる、というのを見たので蘇我駅から徒歩を選択。
道はほぼ直線なので迷わないけど、10分ほどかかるので暑い時間帯はしんどい。
日傘あると良いです。
夜はふつーに歩けます、疲れていなければ……。
終演が近づくと遠回りして帰るように言われたりする。

蘇我船橋間の移動は、先頭車両だと余裕で座れるのでおすすめ。
帰りも20時半ごろならまだ全然座れたし、車両も空いてた。
LOTUS STAGEの終演までいたらもう少しカオスだったかも?

 

<会場編>

8月11日は事前予約したグッズの引き換えもあるので、12時くらいに会場へ。
電車も道もそこまで混雑しまくってはなかったけど、蘇我駅→会場の道はそこそこ人多かった。
会場のすぐ近くのフットサル場は有料クロークをやってて、そこで休憩もできるみたい。
凍ってる飲み物もお昼の時間帯は売ってたらしい(友人談)。
ただ12日の15時頃通りかかったらもう売ってなかったから、開演時間くらいに行く人向けかも。

到着したとき、すでにももいろクローバーZが始まっていた。
グッズの事前予約の引き換えは少し並んでて、引き換えまでには15分~20分ほどかかったかな。
グッズテント、普通に暑そうでスタッフさんお疲れ様です……となりました。

入ってすぐ、GRASS STAGE裏の飲食ブースがあって、お昼時だったせいか長蛇の列。
ウオオ…人多いな…すげえ……となりながら会場内の地理も把握したかったので、うろうろ。
人がマジで多くて、LOTUS STAGEやGRASS STAGEが終わった直後は周りの通路がすごいことになるから、歩くだけでも疲れる。
使わないグッズと、日傘等すぐに使わないものをクロークへ預けました。
クロークのある広場も、地図で見て思ってた何百倍も広くてびっくりした。

飲食について

ご飯食べようにもまじでいろんなところが長蛇の列。
ただ、よく見ると列が短い・待ち時間が短いお店もあるので、見極めて並べばそんなに並ばなくて済むこともある。
かき氷はメインじゃなくても扱っているお店が多いので、なんでもいいから冷たいの食べたいなら、空いているお店でかき氷やってないか調べたほうが早いかも。
暑さ対策にめちゃめちゃ効くので、猛暑日予想の日はかき氷やアイス系の凍ったもの食べたほうがいいです。

とりあえずこの日はかき氷を友だちと半分個したあと、ケバブに少しだけ並んだ。
テーブルのあるテントスペースは、入れ替わりが激しいので、ウロウロしてたら結構すぐ座れる。
ウエットティッシュ等があると、机が汚れててもサッと拭けるのでおすすめ(台拭きは共有スペースにある)。

飲食は夜が圧倒的に空いてます。アイスやデザート系は特に。
ただ人気のものだと無くなっちゃってるものもあるので、ど~~~しても食べたい、っていうものは昼に並ぶしかないかも…。
まるごとパイナップルのやつ食べたかったけど店が発見できなかった…。探す体力がなかった……。

支払い方法について

会場内での支払いは、電子マネー使えるお店多いものの、端末が少なかったりするので、現金が一番強いかも。
混雑してると、受付増やして対応してくれてるのですが、端末が足りてなくて待たなきゃ…ということもあったり。
電波状態が悪いときもあるので、ある程度は現金持ってると安心です。

12日はどうしても関ジャニ∞を万全の体調で見たかったので、夕方めがけて行きました。
11日より暑かったから、1日いたら多分ダメになってた……と思う……。
駅から歩いて会場ついた時点でちょっとバテかけており、一旦かき氷入りました。氷、まじで回復する…。
ご飯は、夜にアボカド乗ったタコライス食べたり、ティラミス食べたりできたので満足。

トイレについて

トイレはフクダ電子アリーナのところしか使わなかった…と思う。
フクダ電子アリーナは個室数は多いけど、和式も半分くらいあるので、避ける人も多いからちょい混んでる、けど、4箇所あるので人気が薄い側だとすぐ入れたりする。
化粧直しの鏡もあるので、顔直したい人にもおすすめ。
中に自販機もあるけど、夕方~夜くらいには売り切れてたりするの多かった。
私がGRASS STAGEに見たいアーティスト集中してたから利便性よかったのもある。
PARK STAGE側にいるときに、トイレのためだけにアリーナまで行くのはさすがに遠いかも。

仮設トイレはそこら中にあるけど、中が暑そうだった…ので…。
夜になってくると仕方ないけどニオイがすごい。

 

<ステージ編>

若い世代が多かったからか、軽装備の人も多かったのが意外だった。
着の身着のまま、みたいな人もいたし…その若さ、羨ましい……。
11日のマカロニえんぴつ、日陰皆無のあの空間が暑すぎてよくみんな平気だね……?ってぐったりしてしまった。

GRASS STAGEでばっかり見てたので、その感想になるのですが、
前方エリアの外側からでも十分近くでステージは見れるけど、会場中盤以降になると下手側にテントがあるので、そちらに寄るとステージは見にくい。
でも人は減るので楽という見方もできる。

前方エリアは下がふかふかのラバー製?の敷物があってちょっとふかふかしてた。

17時過ぎくらいから、GRASS STAGEの下手側、前方エリアの出口付近のステージに近い場所は日陰ができてきました。
真ん中で見たい!!!という人や、見切れ無理!!!という人、ポジションにこだわりのある人にはおすすめできませんが、なんとなく近くで見たいな~…でも前で待つ体力ないかも…という人にはいいかもしれない。
下手に爆裂人気メンバーとかがいなければ…。

PARK STAGEは、後方にちょっと高くなってる丘があるので、そこだと座ってても見れる。
HILLSIDE STAGEだと正面からは見えない、けどなんとなく音楽楽しみたいな~っていう感じならそのスペースにいてもいいかも。
疲れすぎてTHE BAWDIESはここで見ました。
遠かったけどめちゃめちゃかっこよかった…。

 

<総括>

規模が大きくて人も多いけど、かなりちゃんとしたイベントだな、と思いました。あたりまえ体操みたいなことしか言えないけど……。
インフォメーションや導線に不便を感じることがなく、スタッフさんもそこら中にいる安心感。たくさんの試行錯誤の末にこのクオリティに行き着いたんだろうな…というところに思いを馳せてしまった。

 

<その他>

思ってた以上に、ステージの行き来が大変でいっぱい見れない!!!!!

暑くて飲み物すぐになくなったり、トイレ行きたかったり、暑さで疲れるところに人の多さなので、1日いろんな人見てやる!!!っていうのはかなりの体力が必要…。
そこまでできる体力、もうなかった……。

どうしても見たい目当てがいるなら、そこまで体力温存しないと私は無理ですね…。
前方エリア当たってたとしても、それまでにバテたらだめだしね。
体力皆無人は、絶対見たいアーティストを3~4組くらいまでに絞っとくのが良いかも。
1個猛烈に見たいんや!!!!!!!って人は、そこに全力投球するくらいがちょうどいいです。
猛暑、つらい。
なめたらしぬ。

ロッキンの関ジャニ∞がめちゃくちゃかっこよかった

初めてのロッキン、初めての大型夏フェス、久しぶりの野外ライブで自分の体力がもつか等の不安もありつつ、お腹が痛くなったりしたけれど(ライブ前よくお腹壊す)、一番の目当てだった関ジャニ∞がめちゃくちゃかっこよくて、本当に行ってよかったと思った。

ライブ前にお腹を壊すのはもうここ10年くらいずっとそうで、10年以上通ってる推しのライブでも未だにお腹痛くなることが多々ある。ライブ始まったら治る。なんなんだろう…本人たち以上に緊張するのやめてほしい、私の腹。

いや、いいんだよ私の腹事情は。

ロッキンそのものに関する話もいろいろしたいんだけれども、それは別の記事にするとして、まずは関ジャニ∞のライブ。ロック・イン・ジャパン・フェスティバル2023の4日目、8月12日、夕方のGLASS STAGE。
想像していた以上に、関ジャニ∞のファンの方がたくさんいてまずはびっくり。
私は関ジャニ∞の集客力をナメていたのではないか?と反省した。
本当にすごい人だったし、ファンの人も多いけど、初見だけど前方で見たい!と思っていた人もたくさんいたように見えた。

モニターにNEXT ARTISTが表示されて、特別なSEもないまま自然とステージに登場した関ジャニ∞さん。
黄色い歓声に包まれて、というよりは、なんかこう「本物だ~~!」みたいな空気感だったなって思った。それが良い意味でアウェイに迎え入れられている感じがして、昨年出演できなかった彼らをみんな待ってたんだなと感じた。

1曲目・2曲目はテレビでもよく披露される楽曲で、サビがくれば自然と見ている人の体が動く。耳馴染みのある曲で、一気にお客さんを引き込んだのを感じた。
私はまじのにわかなので、「象」かっけぇ~!!!って思ってた。
すると「NOROSHI」が始まって、初めて関ジャニ∞さんを見たライブで、彼らのバンド演奏に感動したのを思いだした。
丸山さんベースうまいな…???って思って一気に引き込まれたことを。
私にとって丸山さんは、関西のローカル朝番組でニコニコしているアイドルの印象が強くて*1、彼がこんなにベーシストで歌もうまいことはかなり衝撃的だった(すみません)。
それをこのロッキンのステージで見れていることになぜか感動してしまい、きっと初見のロックファンの人も、丸山さんベースうめえって思ってくれてるんじゃないかなってニコニコした。
「オモイダマ」と夕暮れの空の相性が凄まじくて感動したし、モニターにうつる横山さんがぐっとこみ上げるものを感じている表情をしていて、感慨深いものがあった。
ずっと行きたかった「喝采」も聞けた。
はじめて「勝手に仕上がれ」を歌えて、いつの間にか覚えてた自分にもびっくりしたし、後ろにいた初見の人も歌ってたことに感動した。
そして「T.W.L」で水降ってきてべちゃべちゃになってびっくりした。想定外すぎて楽しくて爆笑しちゃった。ステージの端まで走って来てくれたことで、肉眼で安田さんや村上さんが見えた。なんかわかんないけど、アイドルのオーラってすごいなって思った。いるだけで笑顔になっちゃうね。

1時間ほどのステージがあっという間で、過去2回ライブを見ただけの私は、さらに関ジャニ∞が好きになっていた。
あ~、なんか大好きになっちゃったな。

 

おまけ:関ジャニ∞さんについての思い出。

私が今回ロッキンに行ったのは関ジャニ∞が一番の目当て、ではあったものの、今回ライブを見るのが3回目という、にわかもにわかです。
友達が長年の関ジャニ∞ファンで、動向をいろいろ聞いてはいたものの、ライブを見たのは2年前の「KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT」が初。
アイドルのライブを見たのは初めてで、想像以上のエンタメ空間にカルチャーショックを受けた。それと同時に、バンドとしての関ジャニ∞がめちゃくちゃかっこよくて衝撃的だった。

20年以上バンギャ*2というものをやっていて、100人入らないようなライブハウスから、日産スタジアムなどの大規模なライブまで見てきたし、そもそもヴィジュアル系というジャンルはいろんな音楽性や世界観のバンドがいて、いろんな演出をやるバンドがいたけれど*3関ジャニ∞のエンタメは私が体感したことがなかったものだった。
すごいよ、だってドラムも前出てくるんだもん。動くんだもん。
いや、私はなぜか昔からドラムレス*4なバンドばっか好きだから、ひょっとしたら今の最新のバンド演出でドラムが動くのは当たり前なのかもしれないけど…。
全員歌えて、踊れて、喋れて、バンド演奏もできて、かつファンへのサービスも忘れない、それは凄まじいパワー*5だった。

なんだろう、ロッキンに彼らが出たら、私みたいに「なんかすげーな!」って思う人多いんだろうなって思って、それを体感しに行きたいなって思っちゃったのかもしれない。結果、私がさらに好きになってしまったのだけれども。

次回のライブとかツアーが発表されるのが待ち遠しいな!

 

youtu.be

*1:15年くらい前の話です

*2:ヴィジュアル系バンドのファン

*3:わかりやすいたとえがゴールデンボンバーしか思い浮かばなかった…

*4:正規メンバーにドラムがいない、サポートメンバーがドラムを務めている

*5:シンプルな演出のライブについて、それはそれで良さがあるのはもちろんわかってます

アニメ「スキップとローファー」が良すぎた話をしたい

日記も兼ねたブログにしようと思ってたのに、この夏のバカみたいな猛暑にやられ、次の記事を書くのに1週間かかってしまった。

原作漫画の「スキップとローファー」の良さは書いたので、次は今年の4月から6月にかけて放送されたアニメ「スキップとローファー」の話。

1話を見て、こんなにのんびりしたテンポなのか~と思ったけど、スキップとローファー自体の空気感ってこうだな、って思い直したのと、シンプルに話を知りすぎていたからのんびりに感じただけだった。もう何回読み返したのかわからんくらい読み返しているせい。

 

アニメ「スキップとローファー」を語る上で欠かせないのが、主題歌の「メロウ」。「シャルル」というめちゃめちゃ名曲を生み出したバルーンこと須田景凪さんが、このアニメのために描き下ろした楽曲(書きながらまたアニメ見てるんだけど、カラオケランキングの1位が「シャルロット/サルーン」なの今気づいて笑ってしまった)。
最初は意識して聞いてなくて、「青い温度の正体が恋だとしたら」というフレーズが良くない意味で引っかかったりしてた。みつみちゃんと志摩くんの気持ちって「恋」だけじゃ語れないものがあるじゃない…??という自分の中の厄介オタクが出てきた。
でもこれは私がただ浅はかだっただけ。
「メロウ」、良すぎます。
むしろ、「忙しい人のためのスキップとローファー」と言っても過言ではない(過言かもしれない)。この曲を聞くだけで、物語のいろんなシーンや言葉が頭の中で広がって涙が出てくる。スキローの「良!!!」と胸がギュッとなるシーンがこの曲に詰まりまくってる。

歌詞を見ながら聞くとすぐに、これは志摩くんの歌だとわかる。
志摩くんの内側をまだ知らないまま聞くと、みつみちゃんの歌にも聞こえる。物語を進むに連れて、あの文化祭の志摩くんのモノローグを聞くと、もう、「そう」としか聞こえない…し、実際に監督のインタビューを読むと、そう作られていたことがわかる。

眩しくて 眩しくて 僕は目を逸してしまう
似合う言葉ひとつだって何も言えない僕だ

👆志摩くんでしかないじゃん???
見てる側からすると、志摩くんもみつみちゃんに良い影響を与えていて、いろんな言葉をあげてるのにな…って思うけど、そういう自己評価しちゃうのがまさに志摩くん……って思ってしまった。

メロウ

メロウ

  • 須田景凪
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

アニメ特有の感想というと、カラフルな画面、動くみつみちゃんたち、音楽、みつみちゃんたちの声と、いろいろあるけど、そのどれもかもが、原作をとっても大事にして作ってくれているんだなというのがわかる。
こちらのインタビューはとてもよかった…!

 

アニメを見てると、漫画を読み返しているのとは違った角度でスキップとローファーの良さを反芻できるなあと思った。
基本的にいつも泣きそうになりながら読んでるんだけど、漫画とは違うシーンで泣かされれそうになったこともあった。2話の、志摩くんに探り入れてるミカちゃんが「もっと肩の力抜いてみたら」って言われるシーン、ミカちゃんを知ってると、より心が締め付けられて、ミカちゃん……大丈夫だから……!!!と思ってしまった。

声優さんの力も大きいんだろうな。
キャラクターに声が付くってすごいパワーだし、情報量が増える…!
セリフのニュアンスが自分が思ってたものと同じでも嬉しいし、違っても「ああ、ここはこういう解釈のセリフか…!」という新しい発見もあるし、最高です。

志摩くんを演じた江越彬紀さんのことは、申し訳ないことにこの作品で初めて知ったのだけれど、ナチュラルで優しい声色がどんどん志摩くん自体の解像度を上げてくれた。

 

もともと大好きだった作品だけど、アニメでより一層大好きになりました。

二期は原作の進み具合的にまだ難しいのかもしれないけど、また、アニメでみたいな…!絶対泣くと思うけど、ミカちゃんのバレンタインエピソード好きなのでめちゃくちゃアニメで見たい……!